はじめまして 私たちがクレヴァーです。
工務店で家づくりを検討されている方は、真剣に家づくりに向き合っている方が多いように感じます。様々な会社を渡り歩いて、「結局じぶんたちらしい家造りを実現するためには気の合う工務店を見つけよう。」となるようです。
家づくりの本当の目的は「家族が幸せに暮らすこと」私たちは工務店としてこの心を大事にしてきました。
成功する家づくりとはなんでしょうか?
例えば、それは「夏に涼しく、冬に暖かく、地震に強い家」でしょうか。
お気に入りのデザインと、勝手の良い間取りを計画して家を建てることかもしれません。
しかし、それとは同時に4つの心がけていることがあります。
- 1つ目は、「ムリのない予算で建てること」
- いくら立派な家を建てても、ローンの返済に追われて、引っ越しからの生活にムリが来てはいけません。力みすぎてしまわないように、お客様の気持ちにそっと寄り添うのが私たちの仕事です。
- 2つ目は、「家は育てるもの」
- 家はどこかの段階で完成するものではないのです。それはその家で暮らす人が時の流れの中で日々成長し、年齢を重ねて変化していくからです。新築の注文住宅から始める家に年齢を重ねた段階でリノベーションを加えた時に再び花開く設計を大事にしています。
- また、家づくりの本領は住んでからです。暮らし始めてから育てる余白があると毎日が楽しく面白くなるのです。
- どのような家が良いのかを考えていくと、家は生活を包み込む「箱」のようなものが良いのではないでしょうか。細かい細工にこだわるよりも、少し無骨ですが、しかし心のこもった上等な「箱」があれば十分です。将来何があるかわからない、だけど多様な人生をすべて受け止めてくれるような「箱」と間取りを大事にしています。
- 3つ目は「機能的であるか」
- 余計な装飾などない素朴な器をイメージします。懐石料理では八寸というお皿があります。
- 文字通り八寸(約24センチ)のお皿の事ですが、料理人はそこに盛り付ける2~3種類の食材で多様な料理を演出しもてなします。余白に余裕のあるシンプルで無駄のないデザインがあらゆる状態に適用しています。私たちは家もそうありたいと考えています。
- 「箱」はあくまでも脇役です。その中にある暮らしこそ主役と考え、家族の暮らしに寄り添う箱をデザインしています。
- 4つ目は「高気密・高断熱」
- 家は高気密・高断熱でなければなりません。気密と断熱のどちらかが欠けても快適な家にはなりません。多くの人が断熱について関心がありますが、気密についての理解が少ないようです。例えば、コンクリートの家は木造の家に比べて寒いことが多いというのが現実としてあります。この原因は熱伝導率によるものです。木材の柱が0.12程度であるのに対して、コンクリートの熱伝導率は1.6です。伝導率ですから数値が小さいほうが熱を伝えない、つまりコンクリートの家は熱を伝えやすいため、冬は寒く夏は暑い家になりがちなのです。
- 木造住宅では意図して造らなければ、気密性能は低くなります。要するに隙間風が吹く家になってしまいます。気密はC値で表します。床面積にどの程度の隙間があるかで表します。
- 鉄骨系構造体を採用している大手ハウスメーカーのc値は5.0程度だと言われています。
- その多くは公表されていません。木造の場合、通常の高気密を行えば2.0~3.0のc値は確保できます。高気密・高断熱は後からではその性能を上げることが大変困難ですので、始めの計画がとても大事になります。このような目に見えづらい環境設計も大事に考えております。