💡「燻煙乾燥」は昔から日本で行われてきた乾燥熱処理法です。木を燃やしたときに出る煙と熱で燻すことで、木を乾燥させるとともに、木の持っている歪みを緩和、除去することができます。しかも、燃料は廃材や木くずというバイオマスエネルギーのため、地球に優しいです。燻煙と言えば、カツオブシのようなイメージです。あのカチカチとした硬度、保存性が、「木」本来の良さを損なうことなく、更に高めて木の割れなどを抑えてくれます。化学薬品を使わない、防ダニ、白蟻防除、防カビ、さらには防腐性木材の燻煙処理時に発生する液体を燻液と呼んでいて、自然の効用で、ダニ、ゴキブリ、白蟻などいやな虫が忌避し、カビ、ナミダタケなどの腐敗菌の発生を抑えて木材の耐久性を高めてくれます。それでは今日はこのへんで。
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